AIが短尺動画の編集を変えた。実際に使って気づいた3つのこと
ツールが進化するほど、設計力の差がクリエイターの差になる
AIを使いはじめたきっかけ
1年前、私が動画編集にかかっていた時間は1本あたり平均3時間でした。今は、同じクオリティの動画を1時間以内に仕上げています。
その変化の大部分は、AIツールの導入によるものです。
最近、動画生成AIや自動カット編集ツールが急速に進化しています。実際に現場で使い続けてきて気づいたことを、まとめてみます。
気づき1:AIは「引き算の編集」を得意にしてきた
以前のAIは何かを足す方向に強かったです。エフェクトを自動追加する、字幕を自動生成するといった用途です。
ところが最近のツールは、何を削るかの判断が上手くなっています。無音区間を自動検出してカットする、テンポが悪い部分を整理するといった処理が、かなり精度よくできるようになりました。
編集の本質は引き算です。その部分をAIが担えるようになってきたのは、大きな変化だと感じています。
気づき2:最初の30秒の設計はまだ人間の仕事
AIが得意なのは、決まったパターンの処理です。一方で、視聴者の離脱を防ぐ最初の30秒のフック設計は、まだAIには任せられていません。
どんな言葉から始めるか、どんな見せ方をするか。ここは試行錯誤の積み重ねと、視聴者への理解が必要な部分です。
ツールが進化するほど、こういった設計力の差が、クリエイターの差になっていくと思っています。
気づき3:学習コストを惜しむと、すぐに差がつく
AIツールは、使い方を知っているかどうかで、アウトプットが大きく変わります。同じツールでも、使いこなせているかどうかで結果は変わります。
正直、新しいツールが出るたびに学習コストはかかります。それでも、様子見をしている間に、すでに使っている人との差は広がり続けます。
私が今意識しているのは、全部を使いこなそうとしないことです。自分のワークフローに合うものを1〜2個、深く使う方が結果につながりやすいです。
AIは武器ではなく、作業環境になった
最初はAIを「特別な武器」として捉えていました。でも今は、編集環境の一部として当たり前に使っています。
大事なのは、AIに何をさせるかを設計することです。ここを考え続けることが、これからのクリエイターに求められることだと感じています。

